我が家の年越しは、ずっと前からマルちゃんの『緑のたぬき』と決まっている。

数年前からは、コンビニ限定の『でか盛』になったけど、ずっと変わらず『緑のたぬき』なのだ。

…っと、年越し蕎麦について書いてみようと思うのだが、改めて考えてみると『年越し蕎麦』ってなんだろ?

長寿と繁栄を願う縁起物というのは、なんとなく理解しているのだけれど、僕が疑問に思っているのは『年越し蕎麦』を食べるタイミングのこと。

大晦日ならば、どのようなタイミングで食べたとしても『年越し蕎麦』というのか、それとも年を越す寸前である23時59分くらいまでに食べればいいのか、いや年をまたいで食べるのか…

ここまで書いたら、年越し蕎麦のタイミングなんてどうでもよくなってしまった。

僕が子供の頃を思い返してみると、大晦日には1日に2回も蕎麦を食べていた。まず、昼飯か夕飯に縁起物として蕎麦を食べる。そして年越しということで大晦日の夜更かしで小腹がすいたところで2度めの蕎麦を食べるのであった。

その2度めの蕎麦の定番が『緑のたぬき』であった。

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数年前からは、『でか盛』が恒例になった。

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カップ麺の『天ぷらそば』といえば、『日清のどん兵衛』のほうがうまいと思う。出汁の輪郭にメリハリのあるツユ、食べ進むうちに『天ぷら』から出汁と油がツユにまわりコクと風味が変化してゆく。

カップ麺の『天ぷらそば』ならば、『日清のどん兵衛』がオススメである。

しかし…
でも、大晦日の年越しに食べるのは『緑のたぬき』じゃないとダメなのだ。

年越しに『どん兵衛鴨』や『鴨だしそば』などを食べたこともあるのだが、どうにも、しっくりとこない。それどころか、『緑のたぬき』を裏切ってしまったような気分に…年を越える前にと慌ててコンビニまで『緑のたぬき』を買いにいったのであった。


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そして、もう1つの楽しみが正月を前にフライングで餅を食べることである。

『緑のたぬき』に餅をトッピングするのならば、揚げ餅がオススメだ。正確には、フライパンと多めの油で揚げ焼にするのだが。


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やっぱ、焼きでも、煮込みでもなく、餅は揚げ焼が最高である。
表面はカリカリ、内側はムッチリもちもち。汁物にトッピングすれば、表面のカリカリが程よくツユを吸う。もちろん、醤油をチョロっとたらしただけでもうまい!

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餅は、ツユに沈めて、蕎麦の下に隠す。餅がツユを吸い、柔らかな味わいに。


今晩が楽しみだぜ!!
師走に入って、既に2キロの餅を食べているのだが…それでも楽しみなのだ。


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